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内科・外科・糖尿病内科・消化器内科・肛門科・内分泌内科・リハビリテーション科

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〒528-0042 甲賀市水口町虫生野中央111

糖尿病専門医、外科専門医

アレルゲン舌下免疫療法 allergen Immunotherapy 

アレルゲン舌下免疫療法とは

治療法のひとつである、アレルゲン舌下免疫療法は、アレルギーの原因となっているアレルゲンを少量から投与することで、からだをアレルゲンに慣らし、アレルギーの症状を緩和させる治療です。

花粉症、アレルギー性鼻炎、気管支喘息などのアレルギー疾患を根治または長期寛解させることが可能な治療法と考えられています。

スギ花粉症の舌下免疫療法

スギ花粉症は、スギ花粉が原因(アレルゲン)となっておこるアレルギー疾患で、主にくしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどのつらいアレルギー症状を伴います。

日本人では、4人に1人がスギ花粉症であるといわれています。

花粉症の治療として、第2世代抗ヒスタミン薬の内服、鼻噴霧用ステロイド、抗アレルギー薬の点眼薬がよく用いられますが、これらはいずれも対症療法であり、
再度その季節がやってくれば、症状はぶり返します。

これに対して、花粉症の人の身体へ花粉を少しずつ投与し、体を慣らして花粉症を克服させるという減感作療法があります。これまで皮下注射での減感作療法が主流でしたが、最近では、さらに進んだ免疫療法として舌下免疫療法が行われるようになりました。

そして、2014年に「シダトレン スギ花粉舌下液®」が保険適用となりました。
これによって、費用面でも自己負担が減り、また自宅での治療が可能となったため、より身近な
治療法となりました。

治療を受けるにはあらかじめアレルギー検査を行い、スギ花粉による花粉症が認められることが条件になります。また、スギ花粉非飛散期である、10月から12月中旬の間に治療開始することが望ましいとされており、スギ花粉飛散期には治療開始ができません

ダニによるアレルギー性鼻炎の舌下免疫療法 

ダニ抗原による通年性のアレルギー性鼻炎の方に対しても、エキス原末の内服製剤が発売され、当院でも処方が可能となりました。

ダニアレルギーの減感作療法については、治療開始はいつでも可能です。

~アレルギー免疫療法の特徴と注意点~

  • 治療前に、症状が『スギ花粉症』、あるいは『ダニ抗原によるアレルギー性鼻炎』の
    確定診断
    が必要です。
  • アレルゲンを投与することから、局所や全身のアレルギー反応がおこるおそれが
    あり
    、まれに重篤な症状が発現するおそれがあります。 当院では、万が一の
    アナフィラキシー反応の緊急処置として、必要な緊急薬剤や酸素吸入などを備えております。
  • 治療は長期間(3~5年)かかります。
  • すべての患者さんに効果が期待できるわけではありません。
  • 舌下投与後2時間は激しい運動や入浴、アルコールの摂取が禁止となります。
  • 花粉飛散期に治療を開始することはできません。
  • 現在妊娠・授乳をされている方は、新たに治療を開始することはできません。

対象

  • スギ花粉症患者
  • ダニ抗原によるアレルギー性鼻炎

    ※ 当院では、小児の救急対応が困難なため、15歳以上の方に限らせていただきます。

治療を受けられない方

  • 病因アレルゲンが『スギ花粉』『ダニ』でない方
  • 本剤の投与によりショックを起こしたことのある方
  • 重症の気管支ぜんそく患者
  • 悪性腫瘍、または免疫系に影響を及ぼす全身性の疾患(自己免疫疾患、免疫複合体疾患、または免疫不全症等)のある方

治療にて期待できること

  • くしゃみ、鼻水、鼻づまりの改善
  • 涙目、目のかゆみの改善
  • アレルギー治療薬の減量
  • QOL(生活の質)の改善

副作用

主な副作用

  • 口の中の副作用(口内炎や舌の腫れ、口の中の腫れなど)
  • のどのかゆみ
  • 耳のかゆみ
  • 頭痛など

重篤な副作用

  • ショック、アナフィラキシー反応

通院について

  • 当院では、小児の救急対応が困難なため、15歳以上を対象としています。
  • 初回投与は、当院内にて服用していただきます
    30分間ほど様子みて、全身状態に問題ないことを確認し、帰宅いただきます。
  • 副作用がみられるのは、投与初期の1か月以内に多いことから、最初の1か月間は2週間に1度の
    受診
    が必要です。 その後は1カ月に1回ペースとなります。